大谷翔平 104年ぶり偉業王手 9勝&2安打で連敗5で阻止「何とか粘って勝てた」

 「エンゼルス7-1アストロズ」(13日、アナハイム)

 エンゼルスが大勝で連敗を5で止めた。エンゼルスの大谷翔平投手(28)は「1番・投手兼指名打者」で、二回に2点適時三塁打を放つなど2安打。投手では6回4安打1失点と好投。4試合連続の二桁12奪三振を記録し、自己最多タイの9勝目を飾った。これで1918年のベーブルース以来、104年ぶりの「シーズン2桁勝利」&「2桁本塁打」に王手となった。

 4試合連続2桁奪三振は77年のノーラン・ライアン以来、球団2人目45年ぶりの偉業。ライアンは通算324勝、メジャー最多通算5714奪三振を記録している伝説の剛腕だ。四回に1点を献上し連続無自責点記録は過去50年間のエンゼルスでは最長となる32回で止まったが、昨季に並ぶ9勝目をあげた。

 打者としては6月8日のレッドソックス戦以来、約1カ月ぶりの1番起用で、4打数2安打1四球。二回の適時三塁打では打点2をマークするなど、4戦ぶり22度目のマルチヒットだった。

 これまで大谷は暗黒の14連敗をはじめ“連敗ストッパー”として投打の活躍でチームを勝利に導いてきたが、今回も5連敗中のチームを救う白星。防御率は2・38とし、打率・258、19本塁打、56打点、10盗塁とした。

 試合後は「まあ苦しい試合が多いですけど、何とか粘って、今日も勝てたので。また明日切り替えて頑張りたいと思います」と大谷。“投”については「積極的に攻められているのがいい。奪三振は流れを持ってくるのにすごくいいアウトだと思うので、続けられるように頑張りたい」とし、“打”は「自分が投げているかに関わらず、常に得点圏は返したいと思っているので、いい打撃ができて良かった」と振り返った。

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