大谷翔平 球宴は「1番DH」で出場へ 登板回避と本塁打競争不参加の理由明かす

 球宴前日の会見で質問に答える大谷(撮影・小林信行)
 本塁打競争を見ながら手をたたくエンゼルス・大谷=ロサンゼルス(共同)
2枚

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)があす19日にロサンゼルスのドジャースタジアムで開催されるオールスター戦にア・リーグの「1番・指名打者」で出場することが発表された。昨年は「1番・投手兼指名打者」で史上初の二刀流出場を果たしたが、今回は打者に専念。ア・リーグはマクラナハン(レイズ)が、ナ・リーグはカーショー(ドジャース)が先発投手を務める。

 ア、ナ各リーグの監督と先発投手が出席する記者会見に大谷の姿はなかった。昨年に続いて二刀流出場が期待されたが、ア・リーグの指揮を執るベイカー監督は「検討したが、大谷側から先発はしないとの連絡があったので、シェーン(・マクラナハン)を選んだ」と説明。米メディアから矢継ぎ早に大谷の登板回避についての質問が飛ぶと「先方から投げない方向でと言われた」と、打者に専念したい意向があったことを明かした。

 記者会見後に行われた選手個別の会見で大谷は「後半戦1戦目(22日のブレーブス戦)に投げるので、そこに合わせるために中2日だと少し不安があるので」と、調整を登板回避の理由に挙げた。昨年は日本選手で初めて出場したホームランダービーの不参加を決めた理由も「シーズン最初の1試合目に合わせるという感じです」。本塁打競争の肉体への負担には「稼働時間が少し長かったかなというのはあった」と運動量の多さを説明した。

 この日の大谷は公開打撃練習には参加せず、他の選手のフリー打撃の間は右翼フェンスの壁に向かって約10分間、“壁当て”を行い、投手としての調整に時間を割いた。練習の合間には観客席にボールを投げ入れたり、右翼線際でサイン会を行うなど、ファンと交流。ホームランダービーでは一塁側ベンチ前で他のメンバーとともに観戦し、熱戦を繰り広げる参加選手に拍手を送った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス