大谷翔平 トレード報道に「どうなるか分からない」 契約延長交渉は「僕はノータッチ」
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が米メディアの間で報道が過熱している自身のトレードについて言及。淡々とした口調で「今後どうなるかっていうのは自分では正直分からないので、自分のできることを1試合1試合、集中して頑張りたいなと思います」などと話した。
あす19日に開催されるオールスター戦の舞台となるロサンゼルスのドジャースタジアム特設会見場。日米だけでなく、台湾や中南米のメディアも押し寄せた個別会見で、自身のトレードについて問われた大谷は「特にこちらがやることは変わらないので」と切り出し、「エンゼルスにいる以上は、そこでやれることを今、しっかり頑張りたいなと思いますし、今後どうなるかっていうのは自分では正直分からないので、自分のできることを1試合1試合、集中して頑張りたいなと思います」と続けた。
今季がメジャー5年目。エンゼルスの保有権は6年あり、このまま契約延長がなければ、来季終了後にFAになる。一部の米メディアは、エンゼルスがぜいたく税に否定的な姿勢を示していることから総年俸抑制のため、大谷との大型契約は困難と予測。さらにチームの不振で大谷が勝てる球団への移籍を望んでいるとの推測を前提にトレード報道を展開している。
球団との契約延長交渉について代理人から話はないという大谷は「してないですね。してないですねというか、僕はもうノータッチなので代理人に任せてますし、シーズンに集中したいなと思ってます」。自身の将来については「そこは分からない。ペリー(・ミナシアンGM)がどう考えているかも分からないですし、本当にチームが1試合勝つことに集中したいなと思ってます」と話すにとどめた。
今季のチームは5月15日の時点で貯金を11まで積み上げ、アストロズとし烈な地区首位争いを繰り広げていたが、5月下旬から球団ワーストの14連敗で大失速。連敗中に3年目のマドン監督を解任して立て直しを図るも好転せず、解任以降は12勝24敗と苦しい戦いを強いられている。