大谷翔平 有言実行の球宴初安打 難敵カーショーから中前打 塁上で笑顔
「米大リーグ・オールスター、ナ・リーグ-ア・リーグ」(19日、ロサンゼルス)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)がア・リーグの「1番・指名打者」で出場し、初回の打席でドジャースのエース左腕カーショーから球宴初安打となる中前打を放った。
有言実行の一打だった。打席に入る前のネクストバッターズサークルでのTVインタビュー。「一番、何を楽しみにしていますか?」そう問われた大谷は英語で「First Pitch.Full Swing.That’s it!(初球をフルスイング。それだけです)」と答えた。
初回。注目の第1球、外角146キロ直球を全力で振り抜く。鈍い打球音。バットを折られながら放った打球はつまりながらも中前へ落ちる。
初出場の昨年は二ゴロと一ゴロ。球宴3打席目に記録した初安打だったが、会心の一撃には程遠い当たりだったこともあってか一塁上で苦笑い。次打者ジャッジの打席はカウント1-2からカーショーのけん制モーションに釣られて帰塁し切れずにタッチアウト。ふたたび、苦笑いしながら自軍ベンチへ戻った。
▽ア・リーグのラインアップ(今季成績)
1番・DH 大谷(エンゼルス) 打率・258、19本塁打、56打点
2番・右翼 ジャッジ(ヤンキース) 打率・284、33本塁打、70打点
3番・三塁 デバース(レッドソックス) 打率・324、22本塁打、55打点
4番・ゲレロ(ブルージェイズ) 打率・271、20本塁打、57打点
5番・左翼 スタントン(ヤンキース) 打率・237、24本塁打、61打点
6番・中堅 バクストン(ツインズ) 打率・216、23本塁打、43打点
7番・遊撃 アンダーソン(Wソックス) 打率・310、6本塁打、24打点
8番・二塁 ヒメネス(ガーディアンズ) 打率・296、10本塁打、43打点
9番・捕手 カーク(ブルージェイズ) 打率・315、11本塁打、37打点
投手 マクラナハン(レイズ) 10勝3敗、防御率1・71
▽ナ・リーグのラインアップ(今季成績)
1番・右翼 アクーニャ(ブレーブス) 打率・265、8本塁打、22打点
2番・中堅 ベッツ(ドジャース) 打率・265、20本塁打、47打点
3番・三塁 マチャド(パドレス) 打率・303、15本塁打、51打点
4番・一塁 ゴールドシュミット(カージナルス) 打率・330、20本塁打、70打点
5番・遊撃 T・ターナー(ドジャース) 打率・306、14本塁打、68打点
6番・捕手 W・コントレラス(カブス) 打率・253、13本塁打、35打点
7番・DH W・コントレラス(ブレーブス) 打率・260、11本塁打、23打点
8番・左翼 ピダーソン(ジャイアンツ) 打率・252、17本塁打、43打点
9番・二塁 マクニール(メッツ) 打率・300、4本塁打、35打点
投手 カーショー(ドジャース) 7勝2敗、防御率2・13