大谷翔平のトレード予定なし 米記者が情報筋の話として伝える
大谷翔平投手(28)が所属するエンゼルスが、同投手の獲得に興味を示している複数球団に対して8月2日(日本時間3日)のトレード期限の前にトレードに応じる意思がないことを示している、と23日(同24日)、MLBネットワークのジョン・モロシ記者が自身のツイッターで伝えた。
同記者は情報筋の話として「メジャー球団がショウヘイ・オオタニのトレードに興味を示してエンゼルスに連絡しているが、エンゼルスはこの8月2日のトレード期限の前にスーパースターを動かす予定はないとの意向を示している」とつづった。
エンゼルスは大谷の保有権を23年まで持っており、このまま契約延長がなければ、来季終了後にFAになる。一部の米メディアは、モレノ球団オーナーがぜいたく税の支払いに否定的な姿勢を見せていることから総年俸抑制のため、大谷との大型契約は困難と予測。さらにチームの不振で大谷が勝てる球団への移籍を望んでいるとの推測を前提にトレード報道を展開している。
大谷はオールスター戦前日の18日に行った会見で、シーズン中の契約延長交渉について「してないですね。してないですねというか、僕はもうノータッチなので代理人に任せてますし、シーズンに集中したいなと思ってます」。さらに報道が加熱しているトレードについては「そこは分からない。ペリー(・ミナシアンGM)がどう考えているかも分からないですし、本当にチームが1試合勝つことに集中したいなと思ってます」、「それに関しては僕の気持ちというよりかは、球団がどうするか。左右できないところに対して自分ができることをやりたい」などと話した。
エンゼルスは14年を最後に昨季まで7年連続でポストシーズンから遠ざかっている。今季は5月15日の時点で貯金を11まで積み上げ、アストロズと地区首位争いを繰り広げていたが、5月下旬から球団ワーストの14連敗を喫して大失速。連敗中に就任3年目のマドン監督を解任して立て直しを図ったが、解任以降は12勝25敗と状況は悪化している。