大谷翔平 104年ぶり「2桁勝利×2桁本塁打」はまたもお預け 6回2失点も援護0
「エンゼルス-レンジャーズ」(28日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「1番・投手」で先発出場。6回98球、8安打2失点11奪三振で降板した。6回を終え、援護はなく0-2と追う展開。自身初の10勝目、1918年のベーブ・ルース以来メジャー104年ぶりの「2桁勝利、2桁本塁打」を目指したが、達成はならず。2登板連続、昨季最後の3登板も合わせると通算5登板連続で快挙達成持ち越しとなった。
今季17度目のリアル二刀流で、自身初の10勝目、1918年のベーブ・ルース以来メジャー104年ぶりの偉業達成を目指した一戦。初回、三連打で無死満塁のピンチを招いたが、三者連続三振で無失点で切り抜けた。その後はほとんど直球を投げず、スライダー主体の投球を披露。四回、4番・ローのソロアーチで1点を献上すると、五回には2死一塁から適時二塁打を浴び、追加点を許した。六回は先頭ローに三塁打を許すも、直球主体の投球に“ギアチェンジ”。二者連続三振と右飛でこの回を無失点で終え、マウンドを降りた。被安打8は6月2日ヤンキース戦に並ぶ今季ワーストタイだったが、この日も11三振を奪い自身の日本投手記録を更新する6登板連続2桁奪三振とした。
大谷の打席は一ゴロ、二ゴロ、中飛で3打数無安打。エンゼルスは得点圏打率・000で、7打数無安打と、大谷を“見殺し”状態だった。
前回のマウンド、22日ブレーブス戦は七回途中6失点で5敗目。六回まで1安打無失点、5登板連続2桁となる11奪三振の快投だったが、七回に2本塁打を浴びるなどして10勝目を手にすることはできなかった。
打者ではここまで95試合に出場して打率・257、21本塁打、59打点、11盗塁(数字は試合前)。チームは、6月17~19日以来となる3連勝を目指している。