大谷翔平 6回2失点も“見殺し”6敗目 11奪三振も104年ぶり偉業は持ち越し

レンジャーズ戦の4回、ローに先制本塁打を浴びたエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
レンジャーズ戦の1回、一ゴロに倒れるエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
レンジャーズ戦の1回、満塁のピンチを切り抜けガッツポーズするエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス0-2レンジャーズ」(28日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「1番・投手兼指名打者」で出場し、6回8安打2失点11奪三振で今季6敗目を喫した。自身初の10勝目、1918年のベーブ・ルース以来メジャー104年ぶりの「2桁勝利、2桁本塁打」を目指したが、達成はならず。2登板連続、昨季最後の3登板も合わせると通算5登板連続で快挙達成持ち越しとなった。

 これが「104年」の重みなのか。またも偉業はならなかった。

 初回から無死満塁のピンチを招くも、三者連続三振。その後はほとんど直球を投げず、スライダーを中心とした投球で奪三振ショーを披露した。四回、先頭の4番・ローのソロアーチで1点を献上するも、後続を三者連続三振。五回には適時二塁打を浴び、追加点を許したが、その後もまた三振を奪った。六回は先頭の三塁打で無死三塁となるも、直球の割合を増やし二者連続三振。最後は右飛で仕留め、6回2失点でマウンドを降りた。被安打8は6月2日ヤンキース戦に並ぶ今季ワーストタイだったが、計11三振で、自身の日本投手記録を更新する6登板連続2桁奪三振をマークした。

 しかしエンゼルスは得点圏打率・000、7打数無安打と大谷を“見殺し”状態。計5安打に封じられ、2失点の先発・大谷に「勝ち」はつかなかった。

 大谷の打席は一ゴロ、二ゴロ、中飛、右飛で4打数無安打。これで打率・254、21本塁打、59打点、11盗塁。

 チームは、6月17~19日以来となる3連勝はならず。大谷は5月26日、6月2日以来の2連敗となった。

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