大谷翔平「まだまだ続いていく野球人生なので」チーム“再建モード”に胸中複雑
「エンゼルス1-3アスレチックス」(3日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が前日のトレードでチームを去った3選手に「心の底から応援しているので、いいチームで結果を出してポストシーズン頑張ってほしいなと思います」とエールを送った。
借金16で低迷するエンゼルスはトレード期限だった2日に先発の柱だったシンダーガード、抑えのイグレシアス、マーシュ外野手の主力3人を放出。来季以降を見据えて有望マイナー選手らを獲得した。
大谷は5月15日の時点で貯金11だったチーム状況を思い返しながら「トレードで売り手に回るというのはそういうことだと思う。チーム的にもポストシーズン目指してやっていこうという士気高くやっていけてるわけではもちろんないので今の自分たちにできる1打席だったりだとか、1イニング、1人のバッター相手にしっかりと結果を出したいなという積み重ねで今日の試合を勝てればいいというところじゃないかなと思う」と話した。
シーズンを戦うモチベーションを問われると、「そういう意味でのモチベーション(の維持)は難しいと思いますけど」と苦しい胸の内を吐露。「個人的にもやらなきゃいけないことはたくさんありますし、まだまだ続いていく野球人生なので1試合1試合、集中してどんな状況でもやれることをやりたいなと思います」と強い気持ちを見せた。