大谷翔平 44試合ぶりベンチ 米記者「やっと休み」あす104年ぶり偉業4度目挑戦へ

 キャッチボール中に笑顔を見せるエンゼルス・大谷(共同)
 ブルペンで投球練習するエンゼルス・大谷(共同)
 ブルペンで投球練習するエンゼルス・大谷(共同)
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 「アスレチックス-エンゼルス」(8日、オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)がスタメンを外れた。6月17日のマリナーズ戦を欠場して以来、44試合ぶりとなる。

 大谷は前日のマリナーズ戦で五回に左前打を放って、2年連続3度目のシーズン100安打を記録した。三回の打席の前には味方走者の本塁クロスプレーでベースカバーに入ろうとしたマリナーズの投手と交錯し、スパイクで左足を踏まれるアクシデント。フル出場したが、痛みからか全力疾走はできかった。

 七回の打席前にベンチで大谷に足の状態を確認したネビン監督代行は試合後の会見で「スパイクで少し足の甲を踏まれただけ。大丈夫だ」と無事を強調。大谷はクラブハウスからチームバスの乗り場まで補助具やカートを使うことなく、自力で歩いた。

 大谷は6月18日からスタメンを務めた43試合のうち7試合に投打同時出場し、2度のダブルヘッダーにフル出場した。地元紙オレンジカウンティ・レジスターのフレッチャー記者は自身のツイッターで「オオタニがやっと休み。予定された休養日。足は大丈夫。(昨日の試合で踏まれた)」とつぶやいた。

 あす9日(同10日)の同カードに先発予定の大谷。自身初の10勝目と、1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりの「2桁勝利、2桁本塁打」の偉業に王手をかけている。

 大谷はここまで106試合に出場して打率・253、24本塁打、65打点、11盗塁。4日のアスレチックス戦で今季5度目の1試合2本塁打を記録してメジャー通算117本塁打とし、日本選手歴代2位のイチローに並んでいる。

 アスレチックスの先発は左腕アービンはここまで6勝8敗、防御率3・04。大谷は相性が良く、対戦打率は・318(22打数7安打)で7安打のうち2本塁打、3二塁打を記録している。

 エンゼルスの打線は大谷に代わるDHに捕手のスタッシを起用。2番にはウォードを入れた。

▽エンゼルスのラインアップ

1番・遊撃 フレッチャー 打率・222、2本塁打、11打点

2番・右翼 ウォード   打率・273、14本塁打、38打点

3番・二塁 レンヒーフォ 打率・271、5本塁打、23打点

4番・左翼 アデル    打率・239、4本塁打、15打点

5番・DH スタッシ   打率・215、7本塁打、24打点

6番・一塁 ウォルシュ  打率・229、14本塁打、42打点

7番・捕手 スズキ    打率・200、3本塁打、12打点

8番・三塁 ゴセリン   打率・128、0本塁打、2打点

9番・中堅 シエラ    打率・212、0本塁打、0打点

   投手 スアレス   3勝4敗、防御率4・55

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