大谷翔平 あす予定どおり登板 104年ぶり偉業4度目挑戦へ 米記者伝える
「アスレチックス-エンゼルス」(8日、オークランド)
休養のため、この日のスタメンを外れたエンゼルスの大谷翔平投手(28)があす9日の同カードに予定どおり先発登板する。大リーグ公式サイトのチェン記者が自身のツイッターでネビン監督代行の話として伝えた。
大谷は自身初の10勝目と、1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりの「2桁勝利、2桁本塁打」の偉業に王手をかけた後、3登板3連敗。あすのマウンドが4度目の挑戦となる。
同記者は大谷のベンチスタートについて「予定されていた休み」とつづり、ネビン監督代行が大谷に“休養日”の選択肢として、登板前日のこの日か、登板翌日の11日を与え、大谷が前者を選んだと説明した。
大谷は前日のマリナーズ戦で三回の打席前に味方走者の本塁クロスプレーでベースカバーに入ろうとしたマリナーズの投手と交錯し、スパイクで左足を踏まれるアクシデント。五回に左前打を放ち、2年連続3度目のシーズン100安打を記録したが、痛みからか全力疾走はできなかった。
後遺症が心配されたが、同記者は指揮官の「ネビン曰く、足は全く問題ない。大丈夫だ」とのコメントを伝え、「今夜は代打として待機する」とつづった。
大谷がスタメンを外れるのは6月17日のマリナーズ戦を欠場して以来、44試合ぶり。6月18日からスタメンを務めた43試合のうち7試合に投打同時出場し、2度のダブルヘッダーにフル出場し、7月18,19日のオールスター戦では分刻みのスケジュールをこなした。
大谷はここまで106試合に出場して打率・253、24本塁打、65打点、11盗塁。4日のアスレチックス戦で今季5度目の1試合2本塁打を記録してメジャー通算117本塁打とし、日本選手歴代2位のイチローに並んでいる。投手としては18登板、9勝7敗、防御率2・83。105回を投げて152三振を奪っている。
エンゼルスは大谷に代わるDHに捕手のスタッシを起用。2番にはウォードを入れた。
▽エンゼルスのラインアップ
1番・遊撃 フレッチャー 打率・222、2本塁打、11打点
2番・右翼 ウォード 打率・273、14本塁打、38打点
3番・二塁 レンヒーフォ 打率・271、5本塁打、23打点
4番・左翼 アデル 打率・239、4本塁打、15打点
5番・DH スタッシ 打率・215、7本塁打、24打点
6番・一塁 ウォルシュ 打率・229、14本塁打、42打点
7番・捕手 スズキ 打率・200、3本塁打、12打点
8番・三塁 ゴセリン 打率・128、0本塁打、2打点
9番・中堅 シエラ 打率・212、0本塁打、0打点
投手 スアレス 3勝4敗、防御率4・55