昨季本塁打王・タティス 禁止薬物で80試合出場停止「私の過ちを謝罪したい」
米大リーグ機構は12日、パドレスのフェルナンド・タティス内野手(23)が筋肉増強作用があるクロステボルに陽性反応を示したため、禁止薬物違反で80試合の出場停止処分を科したと発表した。
タティスはこの日、メジャー選手会を通して声明を発表。クロステボルについて「白癬(はくせん)菌の治療薬に含まれていたものを誤って服用してしまいました。服用したものの中に禁止物質が含まれていないことを確認すべきでした。私はそれを怠ってしまった」と反省した。
さらに球団やチームメート、ファンに向け「私の過ちを謝罪したい」とし、「私が愛するこのゲームをごまかしたり、軽んじたりするようなことは決してしない」と続けた。
タティスは2019年にメジャーデビューし、昨季は42本塁打でナ・リーグの本塁打王に輝いた。昨年2月に14年3億4000万ドル(約454億円)の超大型契約を結んだが、今季は開幕前に左手首を骨折したためプレーしていない。球団は「われわれは驚き、非常に失望している」などと声明を出した。