筒香嘉智、新天地マイナー3三振デビュー 球審判定に戸惑いの表情 地元記者「前途多難」
「バイソンズ4-15アイロンピッグス」(17日、バファロー)
パイレーツを自由契約になった後、16日にブルージェイズとマイナー契約を結んだ3Aバファローの筒香嘉智選手(30)が「6番・左翼」で新天地デビュー戦に臨み、4打数無安打3三振だった。
背番号32で試合に臨んだ筒香にいきなりチャンスが訪れた。初打席は初回2死満塁の絶好機。左腕投手に対し、初球の内角低めのボール気味の変化球をストライクと判定され、2球目の内寄りスライダーをファウルにして追い込まれると、最後は内角スライダーを打ち上げて二邪飛に倒れた。
4点を追う三回2死の場面は空振り三振。2球連続で外角直球ストライクを見送った後、高めの直球にバットが空を切る。タイミングが合っていないスイングだった。
筒香が打席内で困惑の表情を見せたのは六回だ。試合は味方投手が炎上し、1-15の一方的な展開。中継ぎ右腕に対し、ワンボールから2球連続で見送った低めの変化球をストライクと判定され、少し表情を変えた。続くワンバウンドの球をしっかり見極めたが、外角高めの直球に空振り三振を喫した。
14点を追う八回は左腕と対じ。初球の変化球、続く真ん中直球を空振りし、最後は外角低めに逃げる変化球にバットが回った。
厳しいスタートとなった筒香に地元メディア、バファロー・ニューズ・スポーツのヘリントン記者は自身のツイッターで「前途多難」とつづった。
メジャー3年目の今季はパイレーツで50試合に出場し、打率・171、2本塁打、19打点、OPS・478と結果を残せず、3日にメジャー40人枠から外され、5日に自由契約になった。
メジャー通算成績は182試合、打率・197、18本塁打、75打点。