筒香嘉智、移籍後初本塁打含む2安打2打点 150キロ台の速球には苦戦
「バイソンズ10-1アイロンピッグス」(20日、バファロー)
ブルージェイズ傘下3Aバファローの筒香嘉智選手(30)が「7番・左翼」で出場し、移籍後初本塁打を含む4打数2安打2打点、1四球だった。
パイレーツを自由契約になり、16日にブルージェイズとマイナー契約で合意。移籍後2試合は無安打6三振と精彩を欠いたが、この日は実力を発揮した。
1点リードの二回、先頭で打席に立ち、右投手がワンボールから投じた高く浮いたスライダーを完璧に捉えて右翼席へ運んだ。
続く四回1死一塁の打席はカウント1-2と追い込まれながら外寄り変化球を中前打。移籍後3戦目でマルチ安打をマークした。
しかし、課題とされている直球には結果を出せなかった。5点リードの六回はフルカウントから155キロ外角直球にバットを折られて三直。詰まり気味の打球はシフトを敷いて二塁ベースの左に位置した野手の正面だった。
七回1死満塁の絶好機は4球連続ボールで歩いて打点を記録。9点をリードした八回1死一塁の打席は初球の直球を空振りし、続けて投じられた直球にファウル、ボール、ファウルでカウント1-2と追い込まれる。最後は外寄り低めの156キロ速球に手が出ず、見逃し三振に倒れた。
メジャー3年目の筒香は昨オフにパイレーツと1年400万ドル(約5億4000万円)で合意したが、50試合で打率・171、2本塁打、19打点、OPS・478の不振。今月3日にメジャー40人枠から外され、5日に自由契約になった。
メジャー通算成績は182試合、打率・197、18本塁打、75打点。