大谷 投打同時規定達成へ打はクリア 投は残り41イニング
「レイズ2-1エンゼルス」(22日、セントピーターズバーグ)
投手で162回、打者で502打席のシーズン規定数を初めて同時達成する偉業に、エンゼルス・大谷翔平投手(28)が前進した。1-2の六回2死一、二塁に代打で出場。空振り三振で逆転につなげられなかったが、639打席だった昨季に続き、主力打者のノルマをクリアした。
投打同時出場した前日はウイルス性胃腸炎のため途中交代した。ネビン監督代行は「症状は良くなっている」としたが、登板翌日の疲労も考慮して先発から外れた。
節目の打席は振るわなかったとはいえ、出場118試合目での規定打席到達は昨季より5試合早い。今季から導入された降板後も指名打者(DH)で出場を続けられる通称「大谷ルール」による恩恵も大きい。
残るはよりハードルが高い投手の規定投球回で、次回登板は27日(日本時間28日)に決まった。あと41回が必要な規定数に向け、1イニングでも多く投げる必要がある。