大谷翔平 無安打3三振 サヨナラ5連敗で借金最多20 トラウトは球団タイ1024得点
「レイズ4-3エンゼルス」(24日、セントピーターズバーグ)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「3番・指名打者」で出場し、4打数無安打1四球だった。2試合ぶりのノーヒットで打率・262。チームは延長十一回サヨナラ負けで5連敗。前日に球団身売り検討を公表したチームの借金はシーズンワーストの20となった。
ここまで防御率2・29、WHIP0・863をマークしているメジャー屈指の左腕マクラナハンとの注目の対決。初回の打席は2球連続で外角への150キロ後半のストライクを見送った後、外寄り137キロカーブに空振り三振を喫した。
四回1死の打席も空振り三振。外角158キロをファウル、低めの157キロ直球見送りストライクで追い込まれ、ボール、2つのファウルで粘ったが、5球目、内角低め、膝下への134キロカーブにバットは空を切った。
両軍無得点の六回2死一、二塁の好機はワンボールから内角157キロ直球をファウルにし、ボール球2つを見送ってカウント3-1。最後は138キロスライダーが外にはずれて四球を選んだ。2死満塁。歩いて好機を拡大したが、4番レンヒーフォが二ゴロに倒れて、先制点はならなかった。
トラウトの26号ソロで1-0となった直後の八回の打席は4番手右腕アダムに左飛。初球甘く入ったスライダーをファウルにし、続く外角低めに沈む146キロチェンジアップを左翼線際へ打ち上げた。
敵失で1点を勝ち越した延長十回2死一塁の打席は6番手左腕ビークスに空振り三振。ワンボールから内角高め154キロ直球を空振りし、ボール、ファウルでカウント2-2となった後、内角低めの148キロチェンジアップを捉えることができなかった。
延長十一回の攻撃はタイブレーク制で二塁走者としてフィールドに立ち、ウォードの左中間二塁打で一度は勝ち越しとなるホームを踏んだ。
試合は、0-0の八回に先頭トラウトが左翼ポール際へ2戦連続となる26号ソロを放ち、G・アンダーソンの通算1024得点の球団記録に並んだ。しかし、1点リードの八回に4番手テペラが適時打を許して追いつかれて延長戦に。延長十、十一回にいずれも勝ち越し点を挙げたが、リリーフ陣が守り切れず。最後は一塁ウォルシュの本塁悪送球でサヨナラ負けを喫した。