大谷翔平29号でエ軍4連勝、ジャッジ50号 MVP有力候補2人が本塁打で競演 観客熱狂
「エンゼルス4-3ヤンキース」(29日、アナハイム)
エンゼルスが勝利し、4連勝。MVP有力候補の大谷翔平投手(28)とヤンキース・アーロン・ジャッジ外野手(30)が豪快なホームランで競演した。
大谷が2-2の五回に中堅を守るジャッジの頭上を越える飛距離121メートルの打球を右中間席へたたき込むと、ジャッジも負けじと八回にセンターへ両リーグ最速の50号ソロ。メジャー1年目の17年に52本塁打でタイトルを獲得して以来、自身5年ぶりの大台到達で敵地アナハイムに押し寄せたヤンキースファンを熱狂させた。
大谷は前日のブルージェイズ戦に続く2試合連発で日本選手初となる2年連続30号に王手。一方のジャッジの複数回のシーズン50号到達は、ヤンキースではベーブ・ルースとミッキー・マントルに次いで3人目。メジャーでは2人のほか、サミー・ソーサ、マーク・マグワイア、アレックス・ロドリゲス、ジミー・フォックス、ラルフ・カイナー、ウィリー・メイズ、ケン・グリフィーJr.に続いて10人目の偉業だ。
試合はエンゼルスが二回、レンヒーフォのソロアーチで1点を先制。直後の三回、ヤンキースがスクイズで同点に追いつくと、四回にはリゾの本塁打で1点を勝ち越した。ここからエンゼルスが反撃。フォードの本塁打で同点に追いつくと、五回に大谷の2ランで勝ち越しに成功。八回にジャッジがソロの50号を放つも、3本塁打で4点を奪ったエンゼルスが逃げ切り、4月24~27日以来約4カ月ぶりの4連勝を飾った。