「エンゼルス－ヤンキース」（３１日、アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２８）が「３番・指名打者」で出場することが発表された。

　大谷は前日の試合で３試合連続、シーズン３３度目のマルチ安打を記録。２打席連続三振で迎えた六回の打席で右前打を放つと、４点を追う九回１死には左翼線二塁打で出塁し、後続の適時打で生還した。今季の成績は打率・２６９、２９本塁打、７９打点、１１盗塁。

　ヤンキースの先発は昨季最多勝の右腕コール。今季はここまで１０勝６敗、防御率３・３１、メジャー最多の２００奪三振を残している。メジャー１０年で８度目の２桁勝利をマークしているエースに対し、大谷は通算成績で打率・１７６（１７打数３安打）、１四球、７三振と苦にしている。

　大谷とＭＶＰを争うジャッジは前夜に２戦連発となる５１号３ランで１１３打点を記録。直近８戦５本塁打と量産態勢に入っており、ルーキーシーズンの１７年に記録した５２本塁打の自己最多に並ぶことができるか、注目が集まる。

▽エンゼルスのラインアップ

１番・遊撃　フレッチャー　打率・２７２、２本塁打、１５打点

２番・中堅　トラウト　　　打率・２７１、２８本塁打、５８打点

３番・ＤＨ　大谷　　　　　打率・２６９、２９本塁打、７９打点

４番・二塁　レンヒーフォ　打率・２６８、１１本塁打、３９打点

５番・右翼　ウォード　　　打率・２５９、１７本塁打、４７打点

６番・一塁　フォード　　　打率・２２６、２本塁打、７打点

７番・三塁　ダフィー　　　打率・２５７、０本塁打、５打点

８番・左翼　アデル　　　　打率・２２８、６本塁打、２０打点

９番・捕手　スタッシ　　　打率・１９１、８本塁打、２６打点

　　　投手　サンドバル　　４勝９敗、防御率３・０５