エンゼルス・大谷 今季最長タイ8回1失点 史上初投打ダブル規定到達へ前進
「エンゼルス2-1アストロズ」(3日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「3番・投手兼指名打者」で先発。今季最長タイの8回を投げて、5安打1失点ながら12勝目は逃した。今季投球回数は昨季の130回1/3を上回り、自己最多136回となり、史上初の投打ダブル規定到達まであと26回とした。
「欲を言えばしっかりと打てれば、もっといい試合だった」。4打数無安打の打撃を反省したが、今季最多111球の力投は圧巻だった。
四回1死まで10者連続アウトのパーフェクトピッチング。三回に先頭を空振り三振に仕留め、メジャー通算400奪三振を達成。ベーブ・ルースに続き、史上2人目の「通算100本塁打&400奪三振」を記録した。
8月に取り入れたツーシームも威力を発揮した。最速162キロを計測し、横方向の変化はホームベース幅を上回る最大約53センチにも達した。序盤には自らネビン監督代行に「えぐい」と伝えるほどの手応えだった。
順調なら残り5試合に登板が可能。既に規定打席には到達しており、史上初の快挙が現実味を帯びてきた。