筒香嘉智、3Aで9戦ぶり5号勝ち越し弾&中押し適時二塁打 課題の速球をジャストミート!
「バイソンズ10-7ストライパーズ」(7日、バファロー)
ブルージェイズ傘下3Aバファローの筒香嘉智選手(30)が「6番・左翼」で出場し、9試合ぶり5号ソロと適時二塁打を含む3打数2安打2打点、1四球。この日まで16打席連続無安打と苦しんでいたが、課題の直球を打って結果を出し、復調を印象づけた。
4試合連続ノーヒットで迎えたこの日の一戦。筒香が第1打席で快音を響かせた。同点の二回、先頭。初球ボールのあとに低めの直球を空振りし、さらにボール1つを挟んでカウント2-1とし、右腕が投じた内寄り直球を中堅フェンスの向こうへ運んだ。8月23日以来、9戦ぶりとなる飛距離127メートルの豪快な一発で勝ち越し点を挙げた。
四回無死二、三塁の好機はフルカウントから四球を選んで好機を拡大。次打者の満塁弾を呼び込んだ。
2つ目の快音は五回1死一塁の打席だ。左腕が投じた初球、甘く入った内寄り直球にバット一閃。弾丸ライナーが右中間を真っ二つに割った。遊撃手の送球エラーの間に三塁へ進んだ。
七回の第4打席は5球連続で見送ってフルカウントとした後、内角高めに浮いたスライダーを空振り三振。悔しい表情を見せながらベンチへ下がった。
米3年目の今季は1年400万ドル(約5億7000万円)で合意したパイレーツで開幕を迎えたが、50試合で打率・171、2本塁打、19打点、OPS・478の不振。8月5日に自由契約になった後、ブルージェイズとマイナー契約で合意し、3Aに配属された。
新天地では最初の2試合で無安打6三振と精彩を欠いたが、そこから2試合連続本塁打を含む6試合連続安打。本来の力を取り戻したかに見えたが、前日まで4試合連続無安打と好不調の波がある。この日は課題の直球をしっかりとらえ、移籍後13戦目で初めて2本の長打を放ち、復調の兆しを見せた。