大谷に朗報?MLBルール変更「けん制3回」「禁シフト」、ロボット審判は見送り

 米大リーグ機構(MLB)は9日(日本時間10日)、来季から導入する3つの新ルールを発表した。

 長年の課題となっている試合時間の短縮などを狙いとしてすでに導入されている投手の投球間に時間制限を設ける「ピッチ・タイマー(ピッチ・クロック)」はさらに改善される。走者なしの場合は15秒以内、走者がいる場合は20秒以内とし、制限時間を越えれば、1ボールとなる。また、投手が投球プレートを外す回数も制限され、3度目のけん制で走者をアウトにできなれば、ボークが宣告される。

 一方の打者は1打席につきタイム要求は打席入って8秒以降、1回限定で、ルール違反の場合は1ストライクとなる。

 “野球の原点”に帰るべく、相手打者により守備のシフトも禁止となる。具体的な条件は、投球時に二塁ベースの左、右にそれぞれ2人の内野手が位置すること、投手がプレートに足を乗せた時点で4人の内野手が内野エリアに位置すること、交代なしに内野手同士の守備位置の入れ替えは不可、となる。

 3つ目は「ベースの拡大」。選手のけが防止を目的とし、ホームベース以外のサイズはこれまでの1辺15インチ(約38・1センチ)から18インチ(約45・7センチ)に変更される。これにより、塁間は約11センチ短くなる。

 審判の誤審、中でもストライク・ボールの判定が問題視されるたびに注目されているロボット審判の導入は見送られた。

 打席に立てば、内野陣が右へ寄るシフトを敷かれ、出塁すれば、盗塁阻止のために執ようなけん制球を受けるエンゼルスの大谷にとって今回の新ルール導入は追い風となるか。

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