大谷翔平 自己最多12勝も史上初ダブル規定到達へ暗雲 中指のまめで5回無念降板

 「アストロズ1-6エンゼルス」(10日、ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)はヒューストンでのアストロズ戦に「3番・投手兼指名打者」で先発し、5回を6安打1失点で、自己最多を更新する12勝目(8敗)。メジャー最速を更新する163キロも記録したが、右手中指のまめの影響で降板した。打者では4打数無安打に終わった中、規定投球回クリアに向けても、今後の回復が気がかりだ。

 大谷は5回1失点で自己最多を更新する12勝目こそつかんだが、右手中指のまめで無念の降板となった。

 5年目で最多となる24試合目の登板。「自分のやりたい事だけやっていれば抑えられるような打線ではない」と警戒するアストロズに挑んだ。毎回走者を背負った中、三回2死二、三塁ではメジャー自己最速を更新する101・4マイル(約163キロ)でタッカーを空振り三振に仕留めた。

 全投球の25%を占めた新球ツーシームは「動きもコースも申し分なかった」と、この日も手応え十分だった。8月から使い始めた新球がまめの原因となったかについては「新しい球種はそうなる場合もあるが、どちらかというとしっかり球速が出ている影響」とした。中指の異変は五回を終えてネビン監督代行に申告し、六回前の投球練習で降板を申し出た。大谷は「深刻になる前に代わった」と軽症を強調した。

 打者ではすでに規定打席をクリアしているが、投手としてはこの日の5イニングでシーズンの投球回数は141。規定投球回の162まで21イニングだ。このまま中6日のペースで先発すれば、残り3登板。史上初のダブル規定到達には1登板平均7イニングが必要となる。次回登板は予定通り中6日で17日(日本時間18日)の見通しだが、まめの回復次第では快挙達成に暗雲が垂れ込めた。

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