有原航平、再昇格のチャンス生かせず2度目の戦力外 5登板で防御率9・45
米大リーグ、レンジャーズは11日(日本時間12日)、有原航平投手(30)をメジャー40人枠から外したと発表した。同投手は昨年9月にメジャー40人枠から外された後、メジャー復帰を果たしたが、5登板で防御率9・45と結果を出せず、2度目の事実上の戦力外通告となった。
有原は20年オフに日本ハムからポスティングシステムを使ってレンジャーズと2年620万ドル(約8億8000万円)で合意。1年目の昨季は開幕から4登板で2勝1敗、防御率2・21と好投したが、5月に右肩動脈瘤の手術で長期離脱。9月にメジャー復帰を果たしたが、シーズン最後の3登板は0勝1敗、防御率6・75と苦しんだ。
今季は3Aで開幕を迎え、3勝6敗、防御率4・88と精彩を欠いたが、8月16日にメジャー再昇格。同21日のツインズ戦では6回4安打無失点の快投でシーズン初勝利を手にした。本来の力を取り戻したかに見えたが、その後の3試合は大量失点を重ねて防御率19・44。前日10日のブルージェイズ戦は四回途中12安打11失点でKOされた。
今季の成績は1勝3敗、防御率9・45。メジャー通算成績は3勝7敗、防御率7・57。今後は7日間のウェーバー公示期間をへて獲得希望球団への移籍、自由契約、マイナー降格の措置が取られる。