大谷翔平、1安打1四球 トラウト7戦連発もチーム連敗 両軍監督“同時”退場で騒然
「ガーディアンズ5-4エンゼルス」(12日、クリーブランド)
大谷翔平投手(28)が「3番・指名打者」で出場し、3打数1安打1四球だった。2試合連続安打で打率を・267とした。
前日のアストロズ戦で34号2ランを放ち、2戦連発が期待された大谷。新人左腕ピルキントンに対し、初回の打席はストレートの四球で出塁した。続くウォードも四球を選び、好機を広げたが、後続が倒れて先制点はならなかった。
4点を追う四回は先頭で左飛。ワンストライクから内角直球を高々と打ち上げた。1死一塁から5番ダフィーの1号2ランが飛び出し、2点差に詰め寄った。
五回、トラウトの7試合連発35号2ランで同点に追いついた直後の大谷の打席は中飛。ワンボールから内寄り146キロ直球に差し込まれた。トラウトは1956年のデール・ロング、87年のドン・マッティングリー、93年のケン・グリフィーJr.の3人が樹立した8試合連続本塁打のメジャー記録に王手をかけた。
敵地が騒然となったのは七回だ。ガーディアンズの打者ヒメネスへのボール判定を巡って敵将フランコナ監督が猛抗議し、退場処分。約5分の中断時間に不満の声を上げたマウンド上のテペラに代わってベンチから飛び出したエンゼルスのネビン監督代行が暴言を吐いて退場宣告。乱闘以外では、異例の両軍監督連続退場となった。
大谷は1点を追う八回に4番手スティーブンから左前打を放って2戦連続安打。2死からダフィーの左前打で二塁まで進んだが、後続にあと1本が出ず、同点のホームを踏むことはできなかった。
エンゼルス打線は六回以降、5人の継投の前に無得点。1点差の展開で敵将退場により流れが変わる可能性があったなか、ネビン監督代行の言動が疑問視される試合となった。