ジャッジ、不発61号お預け 弾丸二塁打に熱狂 四球に大ブーイング 大谷とMVP争い
「ヤンキース14-2パイレーツ」(21日、ニューヨーク)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が「1番・右翼」で出場し、4打数2安打1四球、2得点。11試合連続安打で打率を・317とした。チームは快勝し、3連勝。
前日の試合でメジャー6人目の60号を記録し、ベーブ・ルースの最多記録に並ぶとともに1961年にロジャー・マリス(ヤンキース)が樹立したア・リーグ記録に王手をかけたジャッジ。この日は初回の打席で左翼線二塁打を放ち、連続安打試合を11に伸ばした。チームはこの一打を足掛かりに2死満塁とし、6番カブレラの満塁弾で4点を先制。スタントンの逆転満塁弾でサヨナラ勝ちした前夜の勢いをこの日も継続した。
本拠地を熱狂させたのは五回の第3打席。スタンドが総立ちで見守るなか、左翼ポール際への弾丸ライナーで二塁を陥れる。紙一重を当たりでマルチ安打を記録し、3番トーレスの適時打でこの日2度目のホームを踏んだ。
ジャッジの打席では1球ごとに一喜一憂した地元ファン。この日最後の打席となった八回に4球連続ボールで一塁へ歩くと、大ブーイングが起こった。
残り14試合。61年ぶりとなる歴史的一発はいつ飛び出すのか。34本塁打&13勝の大谷との一騎打ちが予想されるMVP争いとともに次の1打席に注目が集まる。