大谷翔平、ボール判定に頭抱える 中継局解説も「誤審だ」不運で自己最多タイ6四球

 「ツインズ2-4エンゼルス」(23日、ミネアポリス)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「3番・指名打者兼投手」で出場。投手としては六回途中、100球、3安打2失点で14勝目を挙げた。奪三振7でシーズン203奪三振とし、日本投手では4人目、球団11人目の大台突破。その一方で自己ワーストタイの6四球、1死球を記録した。打者では降板後の七回に適時打を放ち、9試合連続安打とした。

 思わず、マウンド上で頭を抱えた。1点リードの六回無死一、二塁。6番サンチェスにフルカウントから投じた内角低め150キロのカットボールがボールと判定された。100球目、渾身の1球。コーナーいっぱいに入っているように見えたリプレー映像に元投手で中継局の解説のグビザ氏も「誤審ですね。これはストライクですね」と言い切った。

 無死満塁。この1球で100球に達した大谷は降板。首を振り、苦笑いを見せてベンチに戻る背番号17にバスガーシアン実況は「ショウヘイはハッピーではないですね」と、気持ちを代弁していた。

 試合はエンゼルスがウォードの2本塁打、大谷の中前適時打などで勝利。今季14勝目を挙げ、年間規定投球回数までは残り9イニングとした。打者としては打率・271、34本塁打、90打点。

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