大谷 圧巻5者連続奪三振で200K突破 米実況は謎の日本語連発「スワッテクダサイ!」
「ツインズ2-4エンゼルス」(23日、ミネアポリス)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「3番・指名打者兼投手」でフル出場。投手としては5回3安打2失点で14勝目を挙げた。5者連続を含む7奪三振でシーズン203奪三振とし、日本投手4人目、球団11人目の大台突破。7四死球は自己ワーストタイだった。打者では4打数1安打1打点。降板後の七回に適時打を放ち、9試合連続安打とした。
圧巻の奪三振ショーは四回だ。先頭を四球で出した後、ケーブを縦に落ちる140キロカットボールで空振り三振を奪い、シーズン199奪三振とすると、続くサンチェスを内角ストライクのカーブで凍りつかせ、自身初の大台に到達。五回2死まで5者連続三振を奪う快投だった。
シーズン200奪三振は日本投手では野茂、松坂、ダルビッシュに続く4人目、エンゼルスでは2010年のウィーバー以来、12年ぶりの記録。中継局のバスガーシアン実況は「キヨウデハナイ!」と、謎の日本語を絶叫。二回にスライダーで三振を奪って3つ目のアウトを奪った際には「スワッテクダサイ!」と、ここでも日本語で決め台詞。キレ味鋭いスライダーには「今のはテレビゲームのボールですね」と感嘆の声を上げた。
この日は二回1死から迎えた7番ウィルマーでシーズン600人目の打者と対戦。打者としてすでに600人の投手を超えており、史上初の600-600を達成した。