「ツインズ－エンゼルス」（２４日、ミネアポリス）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２８）が「３番・指名打者」で出場することが発表された。

　前日の試合はリアル二刀流で、六回途中３安打２失点で１４勝目。７つの三振を奪ってシーズン２０３奪三振とし、自己初、日本投手では野茂、松坂、ダルビッシュに次いで４人目、球団では１２年ぶり１１人目の大台を突破した。慣れない雨のマウンドで制球に苦しみ、自己ワーストタイの７四死球を出しながらチームを勝利に導いた。

　投球回数を１５３に伸ばし、規定投球回の１６２まであと９。順調にいけば残り２登板。打者の規定打席はすでに到達しており、史上初の投打のダブル規定到達に大きく前進した。

　打者では降板後の七回に適時中前打。９試合連続安打でリードを２点に広げ、自身の勝ち星をアシストした。シーズンの打撃成績は打率・２７１、３４本塁打、９０打点、１１盗塁。

　ツインズの先発はメジャー２年目の右腕ライアン。新人資格を有する２６歳はここまでチーム最多の１２勝を挙げ（８敗）、防御率３・６１をマークしている。

　大谷は初顔合わせ。本塁打は１１日のアストロズ戦を最後に出ておらず、１２試合ぶりの３５号が期待される。

▽エンゼルスのラインアップ

１番・二塁　レンヒーフォ　打率・２７３、１５本塁打、４７打点

２番・中堅　トラウト　　　打率・２７３、３６本塁打、７４打点

３番・ＤＨ　大谷　　　　　打率・２７１、３４本塁打、９０打点

４番・右翼　ウォード　　　打率・２７４、２１本塁打、６０打点

５番・一塁　フォード　　　打率・２１０、３本塁打、１０打点

６番・三塁　ダフィー　　　打率・２５４、２本塁打、１４打点

７番・捕手　タイス　　　　打率・２１３、２本塁打、４打点

８番・左翼　モニアック　　打率・１６８、３本塁打、８打点

９番・遊撃　ソト　　　　　打率・２７８、１本塁打、２打点

　　　投手　デトマーズ　　６勝５敗、防御率３・７１