マリナーズ、カスティーヨと最大6年延長発表 総額190億円 21年ぶりPO射程圏
米大リーグ、マリナーズは24日(日本時間25日)、7月にレッズとの交換トレードで獲得したルイス・カスティーヨ投手(29)と最大で6年の契約延長で合意したと発表した。
契約の詳細は公表しなかったが、大リーグ公式サイトによると、カスティーヨは5年1億800万ドル(約154億5000万円)が保証され、6年目の年俸2500万ドル(約35億8000万円)は5年目2027年の年間投球回数が180イニングに達した場合、自動的に更新されるベスティングオプション。最大で6年1億3300万ドル(約190億円)になるという。
ドミニカ共和国出身のカスティーヨは17年6月にレッズでメジャーデビューし、18、19年に連続2桁勝利。メジャー6年目の今季はレッズで4勝4敗、防御率2・86を残し、7月にマリナーズへ移籍した。新天地ではここまで9試合に登板し、3勝2敗、防御率2・83。8月15日のエンゼルス戦では初顔合わせの大谷を158キロ直球で三振に仕留めるなど、3打数無安打に抑えている。
メジャー通算成績は146試合、47勝55敗、防御率3・57。
マリナーズは現在82勝68敗でア・リーグ西地区2位。ワイルドカード圏内におり、01年以来21年ぶりのプレーオフ進出までマジック10としている。先発陣の53勝はリーグ2位、防御率3・63はリーグ4位。カスティーヨのほか、昨年オフに5年1億150万ドル(約164億5000万円)で合意したレイ、4年契約2年目のゴンザレス、メジャー2年目のギルバート、新人のカービーが来季以降も球団の契約下にあり、メジャー屈指の先発ローテーションを形成する。
8月には新人王最有力候補のロドリゲスとオプションを行使すれば17年4億7000万ドル(約672億円)となるメジャー史上最大規模の契約で合意するなど、着々とチームの地盤を固めつつある。