エンゼルス・大谷 15勝目!八回2死までノーノー 投打W規定まで投球回あと1
「エンゼルス4-2アスレチックス」(29日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が、本拠地でのアスレチックス戦に先発し、八回2死までノーヒットノーランの快投を演じた。惜しくも快挙こそ逃したが8回2安打無失点で15勝目。2桁10三振を奪い、シーズン規定投球回にあと「1」と迫った。
口を真一文字に結び、打球の行方を見つめるその表情に悔しさがにじんだ。快挙まであと4アウト。八回2死、カウント1-2から遊撃内野安打とされた外角スライダーを「コースは良かったんですけど、高いなという印象。ツーアウトでしたし、しっかりと三振でベンチに戻るっていうのがベストだった」と振り返った。
それでも「ある程度は(配球の)プラン通りに投げましたけど、自分で見て感じた通りに投げました」。全108球のうち直球はわずか4球。スライダーと同系統のカットボールは合わせて74球で、カーブは14球。持ち前の嗅覚で相手の心理を読み取り、アウトを積み重ねた。
「去年はいいシーズンを送れて、今年はそれを続けられるのか、どうなのかっていうのが一番大事。まぐれではなかったと、自分自身で自信を持てるかどうかは、今年一番大事だなと思っていたので」と大谷。フロックではないことを証明するMLB史上初の投打W規定到達は、もう目前だ。