マリナーズ、7点差大逆転勝ち 21年ぶり地区S進出 雄星は登板機会なく終戦
「ワイルドカード・シリーズ、ブルージェイズ9-10マリナーズ」(8日、トロント)
マリナーズが敵地で連勝し、ワイルドカード・シリーズ(3回戦制)を突破。01年以来、21年ぶりに地区シリーズに駒を進めた。米メディアによると、7点差の逆転勝ちはポストシーズン史上2番目だという。
マリナーズは先発レイが2被弾するなど、四回途中4失点KOの誤算。3番手シーウォルドも4点を失い、五回を終えて1-8と一方的な展開となった。
21年ぶりのプレーオフ進出。前日の第1戦で完封勝ちし勢いに乗るチームが意地を見せる。六回にそれまで5回無失点と好投していたガウスマンを攻め立て無死満塁の絶好機をつくる。2死満塁から代わったばかりの2番手メイザの暴投で1点を返すと、7番サンタナの3ランで3点差に詰め寄る。
七回に1点を返され、5-9とされるも八回に元日本ハムのバースから先頭スアレスの二塁打を足掛かりに怒とうの4連打とクロフォードの遊撃手と中堅手の間に落ちる走者一掃の二塁打で一挙に4点を奪って同点とする。9-9の九回にフレイジャーの適時二塁打で勝ち越しに成功した。
マリナーズが地区シリーズに進むのは01年以来、21年ぶり。11日からアストロズとの地区シリーズ(5回戦制)に臨む。
ブルージェイズの菊池雄星投手はプレーオフのメンバーに入ったが、登板機会がないまま終戦を迎えた。