「ワイルドカード・シリーズ、メッツ０－６パドレス」（９日、ニューヨーク）

　米大リーグのプレーオフは９日（日本時間１０日）、ナ・リーグのワイルドカードシリーズ（ＷＣＳ＝３回戦制）第３戦が行われ、ダルビッシュが所属するパドレスがメッツに６－０で快勝し、２勝１敗で地区シリーズ（５回戦制）に進出した。１１日（同１２日）からドジャースと顔を合わせる。同リーグではフィリーズが、ブレーブスとの地区シリーズに進出。ア・リーグはマリナーズ、ガーディアンズがＷＣＳを突破し、それぞれアストロズ、ヤンキースに挑む。

　パドレスは着実な攻撃と堅固な守備で、格上のメッツから２勝を挙げた。八回からは、昨季まで阪神の守護神として活躍したスアレスが２番手で登板。両軍最速１０１・５マイル（１６３・３キロ）を計測し、１回無安打無失点で２つの空振り三振を奪った。ダルビッシュとのリレーで快勝した第１戦に続き、完璧救援で勝利に貢献した。

　先頭は２球で追い込み、９９・６マイル（１６０・３キロ）の直球で３球三振。続く打者は三邪飛に打ち取ると、最後も２球で追い込んで、この日最速の直球で空振り三振に仕留めた。

　試合後にはシャンパンファイト。第１戦で７回１失点と好投したダルビッシュらとずぶぬれになりながら歓喜した。

　次なる相手は両リーグ最高のシーズン１１１勝を挙げた難敵ドジャース。中４日なら第２戦で先発となるダルビッシュは「大舞台で向こうもいつも以上に本気でくる。そういう試合で投げられることに感謝している」とやりがいを口にした。