世界最速左腕チャプマン ヤンキース退団決定的 プレーオフのベンチ枠外れる 米報道
「ア・リーグ地区シリーズ・第1戦、ヤンキース-ガーディアンズ」(11日、ニューヨーク)
ヤンキースは試合前にベンチ入りメンバー27人を発表し、通算315セーブの剛腕守護神アロルディス・チャプマン投手が外れた。米報道によると、同投手は自宅のあるマイアミに滞在し、7日に予定されていた投球練習を無断で欠席。今季が3年4800万ドル(約70億円)の契約の最終年のため、このままヤンキースのユニホームを着ることなく、退団するという。
10年にメジャー最速105・1(約169・1キロ)を記録したチャプマンは13年目の今季、39試合に登板し、3勝3敗9セーブ。守護神として開幕から5月11日まで8連続セーブを記録したが、左アキレス腱炎症で5月24日から6月30日まで長期離脱。抑えの座をホームズに譲った。戦列復帰した7月1日以降はセットアッパーで被打率・164と安定した投球を続けていたが、左ふくらはぎに新たに入れたタトゥーによる感染症で8月26日に2度目の負傷者リスト入りした。
今季の防御率4・36、奪三振率10・4、与四球率6・8はいずれも自己ワースト。フォーシームは最速101・9マイル(約164キロ)を計測したが、平均球速は16年の101・1マイル(約162・7キロ)から年々下がっており、今季は97・6マイル(約157キロ)だった。
キューバ出身の34歳左腕の通算成績は667試合、44勝35敗315セーブ、防御率2・48。