ダルビッシュ サイ・ヤング賞3回カーショーと投げ合い 対ドジャース地区S第2戦

 「ナ・リーグ地区シリーズ・第2戦、ドジャース-パドレス」(12日、ロサンゼルス)

 パドレス(ナ・リーグ西地区2位)のダルビッシュ有投手(36)が敵地ロサンゼルスで行われるドジャース(同1位)との地区シリーズ(5回戦制)第2戦に先発する。初戦を落とし、負けられない一戦でメジャー197勝、サイ・ヤング賞3回の左腕クレイトン・カーショー投手(34)と投げ合う。

 ダルビッシュはポストシーズン初戦となった7日のメッツとのワイルド・カード第1戦に先発し、打線の援護にも恵まれて7回1失点の好投で好右腕シャーザーに投げ勝った。右足親指付近のまめがえぐれ流血するアクシデントを乗り越え、ドジャース時代の17年10月17日のカブスとのナ・リーグ優勝決定戦シリーズ第3戦以来、1816日ぶりのポストシーズンで白星を手にした。

 メジャー11年目(15年は手術リハビリで登板機会なし)の今季は12年のルーキーシーズンに並ぶ自己最多の16勝を挙げ、30登板のうちリーグ最多の25登板でクオリティースタート(6回以上、3自責点以下)を達成した。投球回数194回2/3は同2年目の209回2/3に次ぐ数字で、2年連続で190奪三振以上を記録した。

 ドジャースは17年シーズン後半に所属し、ワールドシリーズにも出場したチーム。通算対戦成績は10試合、3勝5敗と負け越しているが、防御率2・47、62回を投げて82奪三振、WHIP0・87と相性は悪くない。今季は4試合に登板し、1勝2敗、防御率2・52。4月23日の対戦は6回1安打無失点で勝敗つかず。7月2日は6回8安打5失点で、8月7日は6回7安打2失点でいずれも黒星。9月2日は7回2安打無失点、与四球2,奪三振9で12勝目を手にしている。

 ダルビッシュと投げ合うカーショーはドジャース一筋15年で通算197勝87敗、防御率2・48をマーク。サイ・ヤング賞3回のほか、最多勝3回、最優秀防御率5回、最多奪三振3回を獲得しているメジャー屈指の左腕。今季はパドレス戦に2度先発し、4月24日は5回4安打1失点、7月3日は7回4安打無失点といずれも好投している。

▽パドレスのラインアップ(成績はレギュラーシーズン)

1番・遊撃 キム     打率・251、11本塁打、59打点

2番・右翼 ソト     打率・242、27本塁打、62打点

3番・三塁 マチャド   打率・298、32本塁打、102打点

4番・DH ドルーリー  打率・263、28本塁打、87打点

5番・二塁 クロネンワース打率・239、17本塁打、88打点

6番・一塁 マイヤーズ  打率・261、7本塁打、41打点

7番・左翼 プロファー  打率・243、15本塁打、58打点

8番・中堅 グリシャム  打率・184、17本塁打、53打点

9番・捕手 ノラ     打率・251、4本塁打、40打点

   投手 ダルビッシュ16勝8敗、防御率3・10

▽ドジャースのラインアップ

1番・右翼 ベッツ    打率・269、35本塁打、82打点

2番・遊撃 T・ターナー 打率・298、21本塁打、100打点

3番・一塁 フリーマン  打率・325、21本塁打、100打点

4番・捕手 スミス    打率・260、24本塁打、87打点

5番・三塁 マンシー   打率・196、21本塁打、69打点

6番・DH J・ターナー 打率・278、13本塁打、81打点

7番・二塁 ラックス   打率・276、6本塁打、42打点

8番・左翼 トンプソン  打率・268、13本塁打、39打点

9番・中堅 ベリンジャー 打率・210、19本塁打、68打点

   投手 カーショー  12勝3敗、防御率2・28

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