ダルビッシュ 粘投でポストシーズン自身2連勝 元阪神スアレスはピンチ救う好救援

 ポストシーズン自身2連勝となったダルビッシュ
 ドジャースに勝利し、叫びながらベンチを飛び出すダルビッシュ(共同)
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 「ナ・リーグ地区シリーズ・第2戦、ドジャース3-5パドレス」(12日、ロサンゼルス)

 プレーオフのナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)第2戦が行われ、パドレスのダルビッシュ有投手(36)がドジャース戦で5回0/3を投げ、3本塁打を含む7安打3失点で勝利投手となった。ダルビッシュの後を受けた前阪神のロベルト・スアレス投手(31)も好救援を見せた。対戦成績は1勝1敗となった。

 ダルビッシュは変化球が切れを欠く中、ドジャースの強力打線に3本のソロ本塁打を浴びたが、六回途中まで3失点で粘り、勝利投手になった。

 「すごく球数を投げさせられて簡単にはいかせてくれないと感じた。力不足なところも感じたが、しっかり粘れたのは良かった」

 今季のポストシーズンで自身2連勝となったが、自分の勝利もそこそこに「すごい」と称えたのが、六回無死一、三塁のピンチでバトンを託したスアレスの快投だった。J・ターナーを球速約163キロで空振り三振、ラックスを二ゴロ併殺打に打ち取った。続投した七回も1死二、三塁のピンチをしのぎ、ポストシーズン3登板連続無失点を記録。阪神時代に2年連続でセーブ王に輝いた実力を発揮した右腕は「チームに貢献したい一心だった」と謙虚に喜んだ。

 自身とチームを救ったスアレスに、ダルビッシュも「ターナーを三振に取った時点ですごいなと思ったけど、ラックスも足も速くダブルプレーがなかなか難しいところで、しっかりアウトを取り、すごいと思った」と感嘆の声を上げた。

 これでチームも対戦成績はタイに。「本塁打は全部ソロだったので、ネガティブになる必要はない。チームが最終的に勝っていればグレートジョブだと考えていた」とダルビッシュ。地区シリーズ突破へ大きく弾みをつける勝利となった。

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