アストロズ リーグ新の6年連続CS進出 延長18回6時間半の死闘でマリナーズ破る
「ア・リーグ地区シリーズ・第3戦、マリナーズ0-1アストロズ」(15日、シアトル)
アストロズ(西地区1位)がプレーオフ史上最長タイとなる延長十八回、6時間22分の死闘を制してシリーズ3連勝で21年ぶりにプレーオフに出場したマリナーズ(西地区2位)を撃破。ア・リーグ新記録となる6年連続ア・リーグ優勝決定シリーズ(CS)に進出した。
両軍合わせて18投手がマウンドに上がった総力戦。6時間22分の戦いに決着をつけたのはアストロズの新人遊撃手ペーニャだった。
両軍無得点の延長十八回、先頭で9番手右腕マーフィーがフルカウントから投じた変化球を捉えると、打球は中堅ロドリゲスの頭上を越えてスタンドに飛び込んだ。最後は、1点リードの延長十八回裏を同十四回から8番手で登板したガルシアが3人で片付けて勝利。レギュラーシーズンでア・リーグ最高勝率をマークした強さを証明するスイープで6年連続CS進出を決めた。
21年ぶりのプレーオフ進出を果たしたマリナーズはブルージェイズとのワイルドカード・シリーズを2連勝で突破。意気揚々と臨んだ同シリーズだったが、敵地で連敗し、背水の陣でこの日を迎えた。01年10月18日のヤンキースとのア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦以来、7667日ぶりとなる本拠地開催のポストシーズン試合だったが、得点圏に走者を置いた場面で8打数無安打とあと1本が出ず。地元ファンの歓声にこたえることができないまま、力尽きた。