ダルビッシュ 7回2失点好投も援護なく自身3連勝ならず 驚がく149M被弾
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第1戦、パドレス0-2フィリーズ」(18日、サンディエゴ)
パドレス(西地区2位)のダルビッシュ有投手(36)が本拠地でフィリーズ(東地区3位)とのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第1戦に先発。7回、95球を投げて3安打2失点、与四球1、奪三振7と好投したが、打線の援護がなく、ポストシーズン3連勝はならなかった。
ポストシーズン2連勝のダルビッシュは中5日でシリーズ開幕戦に登板。初回は先頭を四球で出し、暴投で無死二塁のピンチを背負ったが、二塁手の好守にも助けられ、後続を断った。
奪三振ショーは二回から。スライダーで2者連続空振り三振に斬ると、三回は一転、速球勝負で3奪三振。四回にも直球で2つの三振を奪った。
フィリーズ打線のパワーを見せつけられたのは四回1死の場面。主砲ハーパーに投じた外角高め、ボール気味の150キロツーシームを逆方向の左翼席へ運ばれた。左翼プロファーが思わず苦笑いを浮かべた一発で先制点を奪われた。
六回にはカブス時代の同僚だった怪力シュワバーに一発を浴びる。初球、甘く入ったカットボールを右翼2階席へたたき込まれた。初速193キロ、飛距離149メートルの驚がくの一打。ベンチの中からハーパーが口をぽかんと開けて打球の行方を見届けた。
七回は9球で3人を料理したダルビッシュはここでお役御免。2点ビハインドの展開。味方打線がフィリーズの先発ウィーラーに1安打に抑えられ、好投は報われなかった。