ダルビッシュ 痛恨2被弾「チームが沈んだ」第1戦落とす
「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第1戦、パドレス0-2フィリーズ」(18日、サンディエゴ)
プレーオフは18日、サンディエゴなどで行われ、パドレスのダルビッシュ有投手(36)はフィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第1戦に先発して7回を投げ、2本塁打を含む3安打2失点で負け投手となった。フィリーズが2-0で先勝。ダルビッシュはこのプレーオフで通算2勝1敗となった。
ア・リーグの地区シリーズ第5戦では、ヤンキースがガーディアンズを5-1で破って3勝2敗とし、3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を果たした。19日(日本時間20日)からアストロズと対戦する。
四回にハーパーに均衡を破られるソロを打たれ、六回にはナ・リーグ本塁打王のシュワバーに右翼席へ完璧に運ばれた。ワイルドカードから勝ち上がった同士の初戦で、ダルビッシュが左の強打者2人の一発に屈した。特に六回の失点を悔やみ「0-1のままならみんなの気持ちも違ったと思う。ちょっとチームが沈んだかな」と責任を感じていた。
久しぶりに直球が走り感覚は良かったという。変化球狙いのフィリーズ打線から7三振のうち6個を見逃しで奪った。右打者の内角へのツーシームを投げやすくするため、プレートを踏む位置を普段よりも中央に寄せた。ベテランらしい工夫で右打者に安打は許さなかったものの、打線の援護に恵まれなかった。
悲願のワールドシリーズ制覇へ、今後は中3日での登板も辞さない構えだ。「もう36歳だし、いつ体が壊れて引退しても大丈夫だと思って投げている。チームのためにちゃんと準備したい」と覚悟を口にした。