アストロズ 2年連続ワールドシリーズ進出王手 ヤンキース打線を完封して3連勝
「ア・リーグ優勝決定シリーズ・第3戦、ヤンキース0-5アストロズ」(22日、ニューヨーク)
アストロズが3連勝で2年連続ワールドシリーズ進出に王手をかけた。ヤンキースは本拠地で崖っぷちに立たされ、ワールドチャンピオンになった09年以来、13年ぶりのシリーズ突破は厳しい状況となった。
ホームで2連勝を飾り、敵地に乗り込んだアストロズはリーグ最高防御率を誇る投手陣がヤンキース打線を翻ろうした。15日の地区シリーズ突破の祝宴中にシャンパンボトル直撃で右肘を負傷したマカラーズに代わって先発したハビアーが六回途中1安打無失点の快投。六回以降は5投手のリレーでスコアボードにゼロを並べた。
アストロズ打線はヤンキースのエース、コールに対し、二回にマコーミックの狭い右翼を生かした逆方向への2ラン本塁打で先制。六回には2番手トリビーノから犠飛と2点適時打で3点を加点し、試合の主導権を握った。
ヤンキースはポストシーズン7試合でチーム打率・169,三振率34%の打線が封じられた。四回1死からスタントンがこの日唯一の安打となる二塁打を放ったが、後続が沈黙。ポストシーズン2勝0敗、防御率2・03のエースを見殺しにした。5点を追う八回無死一、二塁、九回2死一、二塁の反撃のチャンスにあと1本が出なかった。
ヤンキースは09年ワールドシリーズMVPの松井秀喜氏が試合前の始球式に登場。地元ファンを沸かせた。