フィリーズ 4発逆転勝ち13年ぶりワールドS進出王手 ダルビッシュあす背水登板

 リーグ優勝決定シリーズの登板を前に、記者会見するダルビッシュ(共同)
 ダルビッシュの記者会見と集まった報道陣(共同)
 ブルペンで調整するダルビッシュ(共同)
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 「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第4戦、フィリーズ10-6パドレス」(22日、フィラデルフィア)

 フィリーズ(東地区3位)が4点ビハインドの劣勢から逆転勝ちでパドレス(西地区2位)を下してシリーズ3勝1敗とし、13年ぶりワールドシリーズに王手をかけた。

 フィリーズはポストシーズン初登板の先発ファルターが初回にマチャドに一発を浴びるなど、4失点KO。出鼻をくじかれたが、その裏にクレビンジャーからホスキンスの2ランとハーパーの適時二塁打で3点を返し、流れを取り戻した。

 四回に先頭カステヤノスが二塁打で出塁し、スコットの左前適時打で同点に。直後に2点を奪われたが、五回裏にホスキンスがこの日2本目、ポストシーズン4号2ランで追いつき、ハーパーの適時二塁打で逆転に成功。六回にはシュワバーが131メートルの特大中越えソロを放ち、七回にはリアルミュートの左越えソロで中押し。4発の花火を打ち上げ、本拠地を熱狂させた。

 パドレスは1死も取れず3失点KOされた先発クレビンジャーに代わってマウンドに上がった元ソフトバンクのマルティネスが3回無安打無失点の完璧投球。1点のリードを守ったが、3番手以降がフィリーズ打線の勢いを止めることができなかった。

 あす第5戦のバドレスの先発はダルビッシュ。同シリーズ初戦で7回3安打2失点、1四球、7奪三振と好投しながら打線の援護なく、敗戦投手となった右腕が崖っぷちのチームを救うべく、敵地のマウンドに立つ。

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