パドレス・ダルビッシュ 粘投もワールドシリーズ進出ならず「勉強になった」

 「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第5戦、フィリーズ4-3パドレス」(23日、フィラデルフィア)

 プレーオフは23日、リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ナ・リーグ第5戦に先発したパドレスのダルビッシュは6回0/3を2失点と好投したが、チームはフィリーズに3-4で敗れ、1勝4敗でワールドシリーズ進出はならなかった。フィリーズは13年ぶり8度目のリーグ制覇。ア・リーグの第4戦はアストロズがヤンキースに6-5で競り勝ち、4連勝で2年連続5度目のリーグ優勝を飾った。ワールドシリーズは28日(日本時間29日)にアストロズの本拠地ヒューストンで開幕する。

 風雨と寒さの中でマウンドを守ったダルビッシュの粘りの投球は実らず、パドレスのシーズンが幕を閉じた。

 一、二回は走者を背負いながら併殺打に仕留めた。失点は三回の先制2ランのみ。1点リードの七回に先頭打者に二塁打を許し、勝利のバトンを元阪神のスアレスに託した。

 この試合までポストシーズン6試合で1失点だった右腕は後続を断ったが、続投した八回に落とし穴が待っていた。無死一塁でハーパーに左翼席への逆転2ランを被弾。24年ぶりのワールドシリーズ進出を逃した。

 ダルビッシュは「最高峰の舞台でみんなが勝ちたい試合をしている。勉強になった」と悔しさをかみしめた。今季は自己最多に並ぶ16勝をマーク。来季は契約最終年。「来年またいい状態で帰ってこられるようにしたい」と出直しを誓った。

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