大谷翔平 2年連続選手間投票MVP&最優秀野手の最終候補 ジャッジと一騎打ち
米大リーグ選手会は27日(日本時間28日)、選手間投票で選ぶ「プレーヤーズ・チョイス・アワード」各賞のファイナリスト3人を発表。エンゼルスの大谷翔平投手(28)が昨季に続いて両リーグのMVPにあたる「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」と、最優秀野手の「アウトスタンディング・プレーヤー」の2部門で最終候補に入った。
大谷は5年目の今季、投打同時出場28試合を含む157試合に出場し、投手としてリーグ4位の15勝&防御率2・33、同3位の219奪三振を、打者で同4位の34本塁打、同7位95打点などを記録。メジャー史上初めて10勝&30本塁打を達成し、2リーグ制となった1901年以降では初めて規定投球回数と規定打席数を同時にクリアする偉業を成し遂げた。
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)も大谷と同様、2部門で最終候補入り。同外野手はア・リーグ新記録を61年ぶりに塗り替える62本塁打をマークし、131打点で二冠を獲得。打率・311はリーグ2位でメジャー10年ぶりの三冠を逃したが、133得点、出塁率・425、長打率・686、OPS1・111、391塁打はいずれもメジャー1位の成績だった。
同選手会はこの日、各選手の得票率を公表しなかったが、ア・リーグの「アウトスタンディング・-」のファイナリストが大谷と、ジャッジ(ヤンキース)の2人となった理由を「得票率が5%を超えた選手がほかにいなかった」と説明した。
▽「プレーヤーズ・チョイス・アワード」各部門の最終候補
<プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)>
大谷翔平(エンゼルス)打率・273、34本塁打、95打点
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)打率・311、62本塁打、131打点
ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)打率・317、35本塁打、115打点
<アウトスタンディング・プレーヤー(最優秀野手)>
ア・リーグ
大谷(エンゼルス)打率・273、34本塁打、95打点
ジャッジ(ヤンキース)打率・311、62本塁打、131打点
ナ・リーグ
ゴールドシュミット(カージナルス)打率・317、35本塁打、115打点
フレディ・フリーマン(ドジャース)打率・325、21本塁打、100打点
オースティン・ライリー(ブレーブス)打率・273、38本塁打、93打点
<アウトスタンディング・ピッチャー(最優秀投手)>
ア・リーグ
ディラン・シース(ホワイトソックス)14勝8敗、防御率2・20、227K
アレック・マノア(ブルージェイズ)16勝7敗、防御率2・24、180K
ジャスティン・バーランダー(アストロズ)18勝4敗、防御率1・75、185K
ナ・リーグ
サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)14勝9敗、防御率2・28、207K
ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)12勝4敗、防御率2・54、192K
フリオ・ウリアス(ドジャース)17勝7敗、防御率2・16、166K
<アウトスタンディング・ルーキー(新人王)>
ア・リーグ
フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)打率・284、28本塁打、75打点、25盗塁
アドリー・ラッチマン(オリオールズ)打率・254、13本塁打、42打点
ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)打率・254、20本塁打、80打点、30盗塁
ナ・リーグ
ブレンダン・ドノバン(カージナルス)打率・281、5本塁打、45打点
マイケル・ハリス(ブレーブス)打率・297、19本塁打、64打点
スペンサー・ストライダー(ブレーブス)11勝5敗、防御率2・67、202K
<カムバック・プレーヤー>
ア・リーグ
マット・カーペンター(ヤンキース)打率・305、15本塁打、37打点
マイク・トラウト(エンゼルス)打率・283、40本塁打、80打点
バーランダー(アストロズ)18勝4敗、防御率1・75、185K
ナ・リーグ
ロナルド・アクーニャ(ブレーブス)打率・266、15本塁打、50打点
ブランドン・ドルーリー(レッズ、パドレス)打率・263、28本塁打、87打点
アルバート・プホルス(カージナルス)打率・270、24本塁打、68打点
<マービン・ミラー賞(社会貢献)>
フランシスコ・リンドア(メッツ)、マーカス・セミエン(レンジャーズ)、ブレント・スーター(ブルワーズ)
<カート・フラッド賞>
バック・マルティネス、ブルックス・ロビンソン、スティーブ・ロジャーズ