大谷MVP最終候補に 2年連続栄冠へジャッジらと争う

 米大リーグ選手会は27日(日本時間28日)、選手間投票による各賞の最終候補を発表した。エンゼルスの大谷翔平投手(28)は、昨季に続いて両リーグの年間最優秀選手(MVP)にあたる「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」と、ア・リーグ最優秀野手の「アウトスタンディング・プレーヤー」の2部門で最終候補に入った。11月3日(日本時間同4日)に受賞者が発表される。

 昨年に続く栄冠に、また一歩近付いた。大谷が、選手間投票で選ばれるMVPの最終候補に入った。ヤンキースの外野手ジャッジ、カージナルスの内野手ゴールドシュミットと争う形となる。

 大谷は5年目の今季、投打同時出場28試合を含む157試合に出場し、投手としてはリーグ4位の15勝&防御率2・33、同3位の219奪三振を。打者では同4位の34本塁打、同7位95打点などを記録。メジャー史上初めて10勝&30本塁打を達成し、2リーグ制となった1901年以降では初めて、規定投球回数と規定打席数を同時にクリアする偉業を成し遂げた。

 ジャッジはア・リーグ新記録を61年ぶりに塗り替える62本塁打を記録し、131打点で打撃2冠を獲得。大谷とジャッジはア・リーグの「アウトスタンディング・プレーヤー」の最終候補にも入った中、通常3人のところ2人だけが残った。これに関しては、同選手会は各選手の得票率こそ公表しなかったものの「得票率が5%を超えた選手がほかにいなかった」と説明した。

 また、大谷は昨季受賞した打撃のベストナインに相当する、シルバースラッガー賞のア・リーグ指名打者(DH)部門でも、最終候補の5人に名を連ねた。発表は11月10日(日本時間同11日)で、こちらも注目が集まる。

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