ワールドシリーズ フィリーズが延長戦制して先勝 イケメン捕手リアルミュート決勝弾
「ワールドシリーズ・第1戦、アストロズ5-6フィリーズ」(28日、ヒューストン)
第6シードのワイルドカードから下剋上で勝ち上がったフィリーズ(ナ・リーグ東地区3位)が延長十回、リアルミュートの勝ち越し弾でアストロズ(第1シード、ア・リーグ西地区1位)に競り勝って先勝した。
フィリーズは先発ノラがタッカーに2打席連続弾を浴びるなど、三回までに5点を失う誤算。敵地で劣勢に立たされたが、四回にアストロズの先発バーランダーからカステヤノスとボームの連続適時打で3点を返すと、五回には先頭の9番マーシュが二塁打で攻撃の口火を切り、1死一、二塁からリアルミュートが左中間フェンス直撃の2点適時二塁打で同点に追いつく。
六回以降は両軍ともに得点圏に走者を進めるも決定打が出ず。ブルベン陣が好投し、延長戦に突入した。
勝敗を決めたのはフィリーズのリアルミュートだった。5-5の延長十回、先頭で打席に立つと、代わったばかりの5番手ガルシアがフルカウントから投じた158キロの外角直球を逆方向へはじき返し、右翼席前列へソロ本塁打。1点リードの延長十回に6番手で登板したベテラン右腕ロバートソンが2死二、三塁のピンチを切り抜けて、ヤンキースと激突した09年以来、13年ぶりのワールドシリーズ1勝をチームにもたらした。