アストロズ5点差逆転負け 投手2冠バーランダー誤算 WS8戦6敗 防御率6・07
「ワールドシリーズ・第1戦、アストロズ5-6フィリーズ」(28日、ヒューストン)
第6シードのワイルドカードから下剋上で勝ち上がったフィリーズ(ナ・リーグ東地区3位)が延長十回、リアルミュートの勝ち越し弾でアストロズ(第1シード、ア・リーグ西地区1位)に競り勝って先勝した。
2年連続、直近6年で4度目のワールドシリーズ進出を果たしたアストロズはタッカーの2打席連続本塁打などで三回を終わって5-0。本拠地はお祭り会場と化したが、先発バーランダーが四回に崩れる。カステヤノスとボームの連続適時打で3点を失うと、五回には先頭の9番マーシュに二塁打を許し、1死一、二塁からリアルミュートの左中間フェンス直撃二塁打で走者2人を返して同点とされた。5回5失点で降板した。
来年2月に40歳を迎えるバーランダーはレギュラーシーズンでリーグ1位の18勝&防御率1・75を記録して二冠を獲得。しかし、今ポストシーズンは3登板で防御率7・20と苦戦している。ワールドシリーズは06年、19年に続いて3年ぶり3度目の出場。この日を含め、通算8試合に登板しているが、白星なしの6連敗で防御率は6・07に跳ね上がった。
試合は、フィリーズのリアルミュートが同点の延長十回に勝ち越しソロを放って鮮やかな逆転勝ち。アストロズは延長十回に2死二、三塁としたが、あと1本が出なかった。