アストロズ 5年ぶり世界一王手 39歳バーランダー16年越し初星 ペーニャ2打点

 1回、先制打を放つペーニャ(共同)
 1回、先制打を放ったペーニャ(左端)
 先発したバーランダー
3枚

 「ワールドシリーズ・第5戦、フィリーズ2-3アストロズ」(3日、フィラデルフィア)

 アストロズ(ア・リーグ第1シード)が接戦を制して5年ぶりシリーズ制覇に王手をかけた。先発バーランダーが粘りの投球で5回を1失点に抑えて06年の初登板から16年越しのワールドシリーズ初勝利を手にした。13年ぶりの覇権奪回を目指すフィリーズ(ナ・リーグ第6シード)は崖っぷちに立たされた。

 前日の第4戦で4投手によるワールドシリーズ66年ぶりとなるノーヒットノーランを達成したアストロズ。第1戦に続いて先発のマウンドに立ったバーランダーは1点リードの初回に先頭シュワバーに同点ソロを浴びたが、二回以降を無失点。4四球を記録するなど、四回以外は毎回走者を背負いながらも粘りの投球で最少失点に抑えた。

 来年2月に40歳を迎えるベテラン右腕にとって06、12、17、19年に続く5度目のワールドシリーズの舞台。ここまで8登板0勝6敗、防御率6・07と勝ち星に恵まれなかったが、9度目のマウンドでうれしい初勝利を手にした。

 打のヒーローは新人のペーニャだ。リーグ優勝決定戦でMVPに輝いた25歳は初回無死三塁から中前適時打で先制点をもたらすと、同点の四回にはポストシーズン4本塁打目となる勝ち越しソロ。さらに2-1の八回無死一塁の場面では右前打で一、三塁の好機をつくり、アルバレスの内野ゴロによる追加点をお膳立て。3安打2打点、守備でも好守を見せる活躍だった。

 フィリーズは先制点を許した直後の一回に1番シュワバーの先頭弾で前夜の負の連鎖を断ち切ったが、二回以降は得点圏に走者を進めながらあと1本が出ず。八回にはセグラの適時打で1点差に詰め寄り、なおも1死一、三塁としたが、代わった守護神プレスリーにマーシュ、シュワバーが封じられ、好機を生かせなかった。

 シリーズは4日の移動日を挟み、5日に舞台をふたたびヒューストンに移して第6戦を行う。

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