大谷翔平所属エンゼルス、千賀滉大獲得へ調査 100億円超え争奪戦の様相 米記者
大谷翔平投手(28)が所属するエンゼルスがソフトバンクから海外FA権を行使してメジャー球団への移籍を目指す千賀滉大投手(29)を調査している、と12日(日本時間13日)、MLBネットワークのジョン・モロシ記者がツイッターで伝えた。
同記者は「ドジャースやレンジャーズなど、FAのコウダイ・センガを調査しているチームにエンゼルスが加わった」と記した。
今季の千賀は7年連続2桁勝利となる11勝、防御率1・94。最速164キロの直球とフォーク、スライダーなどの変化球で144回を投げて156三振を奪った。メジャーのFA市場では上位にランクされており、米スポーツサイト「アスレチック」は「4年8000万ドル(約112億円」以上のオファーが出なかったら驚きだ」と、1年平均28億円以上の投手と評価した。
エンゼルスの先発陣はエースの大谷が自己最多の15勝&防御率2・33をマークし、サンドバル、デトマーズ、スアレスの3人の左腕が台頭。8年連続でポストシーズンを逃したが、先発投手の防御率3・67はメジャー30球団のうち6位の好成績だった。来季も先発6人制を維持する予定で、過密スケジュールのメジャーで1年目を戦う千賀にとってはプラス条件となる。ミナシアンGMは今オフの補強ポイントの一つに先発投手を挙げる一方でチームは身売りを検討しており、大型契約を提示できるのかは不透明な状況だ。
エンゼルスにとって千賀は9年ぶりプレーオフ進出のためには不可欠な存在。ドジャース、レンジャーズだけでなく、パドレスやカブス、ブルージェイズ、マリナーズなども調査していると伝えられている。日本球界最強右腕の争奪戦の行方が注目される。