MLB新人王 イチローの“愛弟子”Jロッドとハリス 早くも290億円保証契約

 全米野球記者協会(BBWAA)は14日(日本時間15日)、記者投票で決定する新人王を発表し、ア・リーグはマリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手(21)が、ナ・リーグはブレーブスのマイケル・ハリス外野手(21)が選出された。

 ドミニカ共和国出身のロドリゲスは132試合に出場し、打率・284、28本塁打、75打点、25盗塁をマーク。新人では史上初の25本塁打&25盗塁をクリアした。パワーとスピードを兼ね抑えた1番打者として今季新人最多の本塁打、長打率(・509)、OPS(・853)などを残し、各ポジションの最強打者に贈られるシルバースラッガー賞をジャッジ、トラウトとともに「外野手部門」で受賞した。

 マリナーズで球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさんも期待する逸材。開幕前のキャンプではキャッチボールの相手を務めるなど、指導した“愛弟子”について「人に対して過剰に期待するとか、そういうことってしないようにしてきたんですけど、フリオに関してはそれをできる選手だと思うので、またそれを見たい、どこまで行くのかを見てみたいので、僕ができること全部やりたいという気持ちですね」と話す。

 7月のオールスター戦には新人で唯一選出され、マリナーズの21年ぶりポストシーズン進出に大きく貢献。チームとは8月に長期契約で合意し、来季から12年2億930万ドル(約293億円)が保証され、最大17年4億6930万ドル(約657億円)となる。記者投票では30人のうち29人から1位票を獲得するなどして次点のラッチマン(オリオールズ)に80ポイント差をつけて圧勝した。

 ナ・リーグの受賞者、ハリスは19年ドラフト3巡目で入団。今季は2Aで開幕を迎え、5月28日に3Aを経験せずに“飛び級”でメジャーデビューした。114試合に出場し、打率・297、19本塁打、64打点、20盗塁を記録。中堅で高いの守備力を発揮し、チームの貢献度の指標となるWARはリーグ新人最高の5・3をマークし、攻守でチームをけん引した。

 記者投票では22人から1位票を獲得するなど、合計134ポイント。同僚で次点のストライダー(11勝、防御率2・67、202K)とはわずか31ポイント差の接戦だった。

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