大谷翔平、投手でも高評価4位 サイ・ヤング賞投票 ALはバーランダー満票3度目

 米大リーグで最も優秀な投手に贈られるサイ・ヤング賞が16日(日本時間17日)、発表され、ア・リーグはアストロズの39歳右腕ジャスティン・バーランダー投手が満票で3年ぶり3度目の受賞。日本投手ではエンゼルスの大谷翔平投手(28)がメジャー5年目で初めて得票し、82ポイントで4位だった。ナ・リーグはマーリンズのサンディ・アルカンタラ投手(27)も満票で初選出。パドレスのダルビッシュ有投手(36)は4位票を獲得するなど、合計7ポイントで8位に入った。

 同賞は全米野球記者協会(BBWAA)の会員30人が5名連記で投票。1位7点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点とし、その合計点で決定する。

 来年2月に40歳を迎えるバーランダーは20年3月に右肘靭帯再建手術を受け、2シーズンぶりに復帰。28登板、175イニングを投げて18勝&防御率1・75をマークして2冠を獲得。記者投票では全30人から1位票をゲットし、MVPとダブル受賞した11年、21勝をマークした19年に続き、3度目の栄冠に輝いた。

 昨季は投打の活躍でMVPを獲得している大谷は今季、28試合で投打同時出場し、自己最多の166イニングを投げてリーグ4位の15勝&防御率2・33、同3位の219奪三振を記録。初めて規定投球球回に到達するなど、各カテゴリーで自己最高の成績を残した。記者投票では1位票こそなかったが、9人から2位票を、7人から3位票を、12人から4位票を、1人から5位票を得た。

 ナ・リーグの受賞者アルカンタラはメジャー6年目の今季、32試合に登板し、メジャー最長の228回2/3、同最多の6完投を記録。自己ベストの14勝、リーグ2位の防御率2・28、同4位の207奪三振を残した。バーランダーとそろって満票210ポイントを獲得した。

 メジャー11年目のダルビッシュはチーム最多タイの30試合に先発し、194回2/3を投げて自己最多タイ&メジャー5位タイの16勝をマーク。197三振を奪った。過去の同賞の投票では13年と20年に2位に入っている右腕は3人が4位票、1人が5位票だった。

◆サイ・ヤング賞得票上位5人

ア・リーグ

1)ジャスティン・バーランダー(アストロズ)210ポイント

2)ディラン・シース(ホワイトソックス)97ポイント

3)アレック・マノア(ブルージェイズ)87ポイント

4)大谷翔平(エンゼルス)82ポイント

5)フランバー・バルデス(アストロズ)14ポイント

ナ・リーグ

1)サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)210ポイント

2)マックス・フリード(ブレーブス)72ポイント

3)フリオ・ウリアス(ドジャース)66ポイント

4)アーロン・ノラ(フィリーズ)48ポイント

5)ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)45ポイント

※8)ダルビッシュ有(パドレス)7ポイント

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