WBC米国代表 先発6人そろう 全員2桁勝利の実力者ぞろい 野手は夢の布陣

 米大リーグの公式ツイッターは2日(日本時間3日)、来年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にロイヤルズのブレイディ・シンガー投手(26)とロッキーズのカイル・フリーランド投手(29)が米国代表で出場すると発表。今季10勝の若手有望株が加わり、連覇に向けて先発陣6人がそろった。

 シンガーはメジャー3年目の今季、自身初の2桁勝利となる10勝を挙げ、自己最高の防御率3・23をマーク。平均151キロのツーシームとスライダーを武器にローテーションの柱として投手陣を支えた。

 左腕のフリーランドはメジャー1年目の17年に11勝、翌年には17勝&防御率2・85をマークするなど、6年の通算成績は49勝51敗。今季はチーム最多の9勝を挙げた。

 第1、2回大会を制した日本代表以来となる連続優勝を狙う米国代表の先発投手は前日までケリー(ダイヤモンドバックス)、コルテス(ヤンキース)、ウェインライト(カージナルス)、ウェブ(ジャイアンツ)の4人が決定。シャーザー(メッツ)やコール(ヤンキース)など、メジャー屈指の投手たちは不参加が予想されており、豪華な野手陣と比べて地味な印象は否めないが、6人全員が2桁勝利を挙げている実力者ぞろいだ。

◆出場が発表されている米国代表の選手と主なタイトル ※GG=ゴールドグラブ、SS=シルバースラッガー(NPBのベストナインに相当)

先発投手ブレイディ・シンガー(ロイヤルズ)10勝5敗、防御率3・23

カイル・フリーランド(ロッキーズ、左)9勝11敗、防御率4・53/18年17勝

メリル・ケリー(ダイヤモンドバックス)13勝8敗、防御率3・96

ネストル・コルテス(ヤンキース、左)12勝4敗、防御率2・44

アダム・ウェインライト(カージナルス)11勝12敗、防御率3・71/最多勝2回、GG2回/通算195勝

ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)15勝9敗、防御率2・90

捕手

JT・リアルミュート(フィリーズ)打率・276、22本塁打、84打点/GG2回、SS3回、球宴3回

ウィル・スミス(ドジャース)打率・260、24本塁打、87打点

一塁

ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)打率・317、35本塁打、115打点/MVP、本塁打王1回、打点王1回、GG4回、SS5回、球宴7回

ピート・アロンソ(メッツ)打率・271、40本塁打、131打点/本塁打王1回、球宴2回

二塁

トレバー・ストーリー(レッドソックス)打率・238、16本塁打、66打点、11盗塁/盗塁王1回、SS2回、球宴2回

三塁

ノーラン・アレナド(カージナルス)打率・293、30本塁打、103打点/本塁打王3回、打点王2回、GG10回、SS5回、球宴7回

ボビー・ウィット(ロイヤルズ)打率・254、20本塁打、80打点、30盗塁

遊撃

ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)打率・301、6本塁打、25打点、13盗塁/首位打者、SS、球宴2回

外野

マイク・トラウト(エンゼルス)打率・283、40本塁打、80打点/MVP3回、打点王1回、盗塁王1回、SS9回、球宴10回

ムーキー・ベッツ(ドジャース)打率・269、35本塁打、82打点、12盗塁、117得点/MVP、首位打者、GG6回、SS5回、球宴6回

セドリック・ムリンス(オリオールズ)打率・258、16本塁打、64打点、34盗塁/SS1回、球宴1回

カイル・タッカー(アストロズ)打率・257、30本塁打、107打点/GG、球宴1回

救援投手

デービッド・ベドナー(パイレーツ)45試合3勝4敗19セーブ、防御率2・61

ディロン・テート(オリオールズ)67試合4勝4敗5セーブ、防御率3・05

デビン・ウィリアムズ(ブルワーズ)65試合6勝4敗15セーブ、防御率1・93

ライアン・プレスリー(アストロズ)50試合3勝3敗33セーブ、防御率2・98

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