大谷翔平の“後継者”マッケイがレイズとマイナー再契約 19年二刀流もけがに泣く
米大リーグ、レイズが16日(日本時間17日)までにエンゼルスの大谷翔平投手(28)に続く二刀流選手として期待されたブレンダン・マッケイ投手(26)と2年のマイナー契約を結び、3Aダーラムに配属した。
マッケイは大学時代に投手兼一塁手として出場し、打者で打率・328、OPS・967、投手で32勝、防御率2・23の通算成績をマーク。大谷がメジャーデビューする前年の17年ドラフトでレイズから1巡目全体4位で指名され、700万7500ドル(約9億6000万円)の契約金を手にした。
大谷に続く二刀流選手として期待された左腕は19年6月のレンジャーズ戦でメジャー初登板。6回1安打無失点の快投で初勝利を挙げ、衝撃デビューを果たすと、2日後の7月1日のオリオールズ戦には「8番・指名打者」でフル出場した。結果は4打数無安打だったが、大きな話題となった。
その後は投手重視の起用法で二刀流を継続し、メジャー1年目は13登板(先発11登板)で2勝4敗、防御率5・14、打者では18試合、打率・200(10打数2安打)、1本塁打、1打点、OPS・773を残した。
2年目の20年はさらなる飛躍が期待されたが、左肩手術と新型コロナ感染拡大による短縮日程により出場機会はなし。昨季は左肘の靭帯断裂や胸郭出口症候群の発症でチームは同選手の投手専念を決定。9月に左肘靭帯再建手術を受け、来季は登板機会がないことからシーズン終了後に自由契約となった。
2年のマイナー契約はチームがマッケイのポテンシャルの高さを認めているからこそ。このまま投手に専念するのか、二刀流選手として復活するのか、24年のシーズンに注目が集まる。